真冬のルーティン

2023年1月15日

真冬。庭先のレモンが黄色くなってくると、収穫の頃合い。
この冬は例年よりやや色みが遅く、1月に入り大半が綺麗な黄色になったので(※)、今年のレモンピール作りも本格的にスタートです。
昨年中に色づいた分は、クリスマス用に加工し使用しました。

 
グリーンレモンの内に作った年もありましたが、自分は黄色いレモンの香りと色味と食感が好きだ。と実感してからは、すべて黄色く熟すのを待って加工しています。
さて。仕込み開始。まず、きれいに洗って…

カットして

皮と実に分けて、皮を下茹でして、白い部分を削り(苦味を減らすため)

細かく刻み

砂糖をまぶし

果汁を絞って加えて、煮つめていきます。

ブワッとアクが上がってくるので、こまめに除いていきます。
一度に長く煮ると苦味ばかりが出て香りも飛んでしまうため、数日かけて段々に糖度を上げていきます。

透きとおり艷やかな色になったら完成。
専用の袋に小分けし密閉して、保存しておきます。
(使わない分の果汁も、別途密閉して冷凍保存)。

レモンケーキ、ウィークエンド、クッキー、スコーン…etc.
さまざまなお菓子になって、お客さまのお手元へ旅立っていきます。
(ゆえに、当店のレモンのお菓子は、冬から春先の季節菓子です。)

お楽しみいただけましたら幸いです。
 
さて。シーズン分の仕込みは、1回では終わりません。
樹上のレモンが一定数黄色くなるたび、数ターン繰り返します。
今朝もまた、今週仕込む分を収穫。高枝切鋏と剪定鋏大活躍です。
バイトに行く前に、余計な枝を払ってサッと拭いておきます。
帰宅したら、きちんと洗って拭いて、皮を剥いて…。
これもまた、冬の裏方ルーティーン。

一回に仕込むのは、少し大きめの寸胴鍋ひとつ分(多くてもふたつ)。
私が一度にひとりで目を配って作れるのは、このくらいが丁度の量。
 
七草を過ぎ、松の内も明けて、2023年もいよいよ本格始動。
怠けず、けれど無理もせず。楽しみながら、勘考しつつ。
今年もコツコツ続けていきたいと思います。

|おしらせ|
1月の道草通販、スタートしました。(※受注制。1月22日(日)まで、ご予約受付中です。)
今回はレモンケーキが主役です。
もしラインナップがお好みに合いましたら、お楽しみください。

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