冬の人気菓子・レモンケーキは暖かくなると終わりを迎え、
春の喫茶室の定番ケーキ・プリマヴェラが登場します。
この両方のお菓子に欠かせない材料が、レモンピールです。
当店のレモンピールは、庭先のレモンを使用した自家製です。
以前にも一度お伝えしたことがありますが(※)、2024年の冬から
作り方を多少変更して、前より一層レモンの風味が強くなりました。
(※以前の記事はこちら▷「真冬のルーティン@空白より」)
今回は現在の作り方を、順を追ってご紹介いたします。
5.粗熱が取れたら新しい水に替えてよく晒し、余分な苦みを抜く。
6.水気を切って重さを量り、同量の砂糖と倍量の水でシロップを作る。
7.沸騰したシロップに果皮を入れて煮る→落としラップをして冷ます。
8.果皮を取り出し、シロップを沸かす→果皮を入れて煮る→冷ます。
9.8を6回ほど繰り返し、シロップが煮詰まったところで果皮と同量のレモン果汁を加えて煮る→冷ます(都度、落としラップも忘れずに☆)。
(果実は別の鍋で一個ずつ湯通しした後、半分に切って果汁を絞ります)

(絞った果汁は、小分けにして冷凍庫へ。)
ふたくちコンロの一人作業なので、一度にできる量はレモン20個分ほど。
樹上で黄色くなったものから順番に収穫し、日を分けて加工していきます。
樹上で黄色くなったものから順番に収穫し、日を分けて加工していきます。
この冬いちばん人気だったレモンケーキにはもちろんのこと、
三月の喫茶室の定番ケーキ、プリマヴェラにも、

春先のココナツケーキの相棒としても、欠かせない素材です。

果汁の方は、レモンクッキーなどのアイシングをはじめとして、陰に日向に様々なお菓子を支えてくれる、当店の製菓に欠かせない素材です。
甘酸っぱく爽やかで、すこしほろ苦さもある、レモンのお菓子たち。
もしお好みに合いましたら、お楽しみいただけましたら幸いです。