夏のおやつとして当店の定番となっている、杏仁豆腐。
おかげさまで今年も、6月に入る頃から「いつから始まりますか?」と
おかげさまで今年も、6月に入る頃から「いつから始まりますか?」と
定番と言っていただけるようになり、かれこれどれくらい経つのだろう…
と記録を確認したところ、開店翌年(2014年)の8月に初登場し、以来、
毎年夏を迎えるたびに登場している、古株メニューのひとつでした。当時から今まで、ベースとなる杏仁豆腐の配合はほぼ変わらず、
杏仁霜・純生クリーム・てんさいグラニュ糖を合わせて炊いたものに、
低温殺菌の関牛乳とゼラチンを加えて柔らかめの食感に固めています。
杏仁霜・純生クリーム・てんさいグラニュ糖を合わせて炊いたものに、
低温殺菌の関牛乳とゼラチンを加えて柔らかめの食感に固めています。
その一方で、杏仁の上になる部分は、お客さまから寄せていただいた
変遷を紐解いてみましたところ、
(初代)梅シロップゼリー▶2種のジャム&シロップ
▶2種のレモンゼリー(刻みピール入り&蜂蜜レモンジュレ)
▶紫蘇ゼリー&ココナツプリン▶白桃ジュレ&完熟梅ゼリー
▶完熟梅ジュレ&ココナツブラマンジェ&赤いルバーブの琥珀糖
こうして書き出してみると、組み合わせの試行錯誤が明らかで
今更ながらにジワジワと気恥ずかしさも湧いてくるのですが、
今更ながらにジワジワと気恥ずかしさも湧いてくるのですが、
一歩引いて観察してみると、どうやら私は、杏仁豆腐を主役とし、
酸味の効いた柑橘ジュレを敷き、バラ科果実の甘み強めのものを
組み合わせることが好きだ。ということも再確認できました。
酸味の効いた柑橘ジュレを敷き、バラ科果実の甘み強めのものを
組み合わせることが好きだ。ということも再確認できました。
その意味では、今年は原点回帰の年となったようにも思います。
2023年の杏仁豆腐では、上に長野県産と岐阜県産の完熟プラムを
漬け込んだシロップをプルンとかためのゼリーにして飾り、
真ん中には、毎年変わらぬ定番の杏仁豆腐をたっぷりと重ねて。
底には自家栽培のレモンを使用した蜂蜜レモンジュレを流しこみ、
さっぱりとした後口になるように仕上げました。
9月は状況によって上の部分が変更となる可能性がありますが、
7月中はこの組み合わせにてご用意させていただきます。
(※7月最終週~8月中は、都合により夏季休業をいただきます。)
もしお好みに合いましたら、お楽しみいただけましたら幸いです。
:追伸:
前回の記事から、随分間が空いてしまいました。休止状態の間も
楽しみに訪れてくださっていた方がいらっしゃったことを、先日の
営業日に知り、嬉しくもありがたくも、申し訳なくも思いました。
拙文にお心を寄せていただき、ありがとうございます。
ここを楽しみにしていただけていること、とても嬉しかったです。
あまり構えず、衒わず、思い浮かぶまま、書いていきたいと思います。
お楽しみいただけましたら、ほんとうに幸いです。